親ペナルティってなに?子どもがいる家庭は幸福度が低いの?

2017年9月22日雑感雑感

東洋経済の記事を読んで「親ペナルティ」なる気になる言葉を発見しました。

40代で育児を始めた人を襲う「不幸感」の実際。

元ネタはさらに他の記事のようなのですが、「親ペナルティ」とはこういうことらしいです。

「親ペナルティ」とはこういうことだ。社会学に、「親ペナルティ」という言葉があります。子どもを持つ夫婦と子どもを持たない夫婦がそれぞれに感じる幸福度のギャップのことで、一般的に幸福度は「子どもを持つことによって下がる」といわれる

え、マジですか? Σ( ̄◇ ̄ノ)ノ

「子どもを持つと幸福度が下がる」って本当!?

と気になったので、調べてみました。

 

 

すると我が国でも2013年に内閣府が面白い調査をしているのを見つけました。

子どもを持つ若年層を対象とした幸福度に関する研究

 

20代、30代の子供をもつ家族、もたない家族を比較し分析した内容です。結論としては以下のように「子どもをもつ女性の幸福度は子どもをもたない女性より低い」という実態が浮かび上がったとのこと Σ( ̄□ ̄;)

そして男性には子どもの有無で幸福度に差はないとのこと(詳しく読むと1人ならむしろいた方が幸福度が高いとも。。。)

この原因は子育ての負担が(特に共働きの場合)女性側にのしかかっていることにあると分析しています。

子どものいる若年層の女性は、子どもがいない同年代の女性に比べて、現在の幸福感、生活満足度、5年後の幸福度のいずれもが低い傾向にあることが明らかになった。男性の場合、子どもがいる男性と子どもがいない男性に間に幸福度の差は存在しない。さらに、世帯収入の高い女性は収入レベルが低い女性に比べて全般的に幸福度が高いものの、子どもがいる女性とそうでない女性の幸福度の差はかえって大きく、この結果は収入の高さは子育てに関する負担感を補うわけではないことを示唆している。また、常用雇用され、かつ子どもがいる女性は、現在の幸福感も生活満足度も低いという統計的に有意な結果が得られた。つまり、子どもを持つ女性の幸福度が子どもを持たない女性に比べて低いのは、共働きをしている女性が子育ての負担を多く感じていることによると思われる。

そして、結論にはこうも書かれています。

さらに子育て支援サービスに満足している女性の幸福度と、子どもがいない女性の幸福度の間に統計的に有意な差は存在しない一方、満足していない女性の場合は、子どもがいない女性にくらべて幸福度が低い。この結果は子育て支援サービスの充実の重要性を示唆している。

子育て支援サービスに満足している女性は、子どもがいない女性と幸福度は変わらない! 

これはとても興味深い結果です。

「男は関係ない」わけはなくて、これから男性も育児に参加していくと女性と同じように育児負担が大きくなり、子どもがいることで幸福度が下がるなんてことになりかねない。

男女ともによりよい育児支援サービスが必要なはずです!

東京ではかなり育児支援サービスは整ってきている感じるのですが、うちはまだまだ上手く使えていません。これから息子が歩き出したりすると本当に目が離せなくなり大変だと思います。

うちは子どもが出来てからの方が確実に幸福度があがったと思っているのですが、それは夫婦ともに育児休職できたからかもしれません。

今後私が復帰しても妻の幸福度が下がらないように、育児支援サービスをかしこく使っていきたいと思います。

もちろんよりよい育児支援サービスを求めていくアクションも継続していきます!

お願い、保育園にいれてください!

「まあ頑張ってね」、という方はポチッとしていただけると幸いでございます。
※ブログ村「産休・育休ブログ」ランキングへ飛びますにほんブログ村 子育てブログ 産休中・育休中育児へ

 

 

 

にほんブログ村

 

2017年9月17日 追記

上記調査には「親ペナルティ」なる言葉は出てきません。調査文の中に「先行研究」の項があり、そこでは子どもをもつことは「幸福度を高めるが生活満足度を引き下げる」、「精神的な満足度を高めるが金銭面などの生活面の満足度を下げる」などの他の研究について簡単に触れられています。また子どものいる世帯の「人生の価値」は子どものいない世帯よりも優位に高い、という報告もあるそうです。研究によりばらつきがあるため一概に「親ペナルティ」が一般にコンセンサスを得ているのかわからないのですが、少なくとも上記総務省の調査と同じように、子どもをもつ女性の幸福度は低くなる、という研究結果は他の調査でも出ているようです。(詳細は調査の「先行研究」項ご参照。)