林先生が紗栄子の英語教育にダメ出し?幼児教育に必要なものとは。(シカゴ大学の研究より)

2017年10月8日著名人の育児著名人の育児, 幼児教育, 林先生, 紗栄子, 育児, 英語

 

林先生が紗栄子さんの教育にダメだし

林先生の初耳学にタレントの紗栄子さんが2年ぶりにテレビに出られて、自身の息子さんたちの育児、教育について語ったところ、林先生がダメだししたという話がありました。

紗栄子さんの息子さん2人は、幼少期から英語教育を受け、この度イギリスの名門校に留学することになったようです。それだけ聞くと十分に成功だと思うのですが、林先生の意見はことなるようです。(なお、私はこのテレビ番組を現時点では見れていません。ネットメディアの情報をベースに書きますが、間違いあれば教えてください。)

林先生のいう「英語はアプリ」の意味を考えてみた

林先生曰く、

「英語はアプリと一緒であり、簡単にインストールできる。それよりもアプリを動かすスペックをあげておくことが重要。」だと語ったそうです。

なるほど、英語はアプリか。面白い考え方をするなー。

(スペックがあれば「簡単」に英語がインストールできる。って、林先生くらいのスペックがあればいいんだろうけど、そんなスペックを育てるのが大変なんだよなぁ。とは思うものの)

スペックってなんだろうな、と考えてみたんですが、(子供を機械に例えるのは少し抵抗がありますが)、PCやスマホで考えると、スペックとはいわゆるハードウェアのことを第一にはいうんだと思います。つまり、CPUやメモリ、ハードディスクなんかの「モノ」の性能のことです。

しかし、林先生のいうスペックって、ハードだけじゃなくて、OSも含めている話な気がスルんですよね。OS(オペレーティングシステム)はWindows10とかAndroindバージョンXXみたいな、コンピューターを動かすメインとなるソフトです。

OSってざっくりいうと、アプリとハードウェアをつなぐソフトなんですよね。このデータは一旦メモリのこの部分に記憶しておくと使いやすいから置いておこうとか、あ、いまメモリがいっぱいだから処理するのちょっと待ってね、とかハードウェアをコントロールしつつ、アプリが正常に効率よく動くようにするソフトです。

で、これを人間に例えると、(1)英語=アプリ、(2)脳とか記憶力=ハード、(3)使い方、覚え方の知恵=OSだと思うんですよね。

英単語を単純にガリガリ覚えるというのはアプリを一生懸命インストールすることなんだけど、英単語を「どう覚えたら効率が良いか」、「覚えた単語はどう使えば役に立つか」ということを考えるのがOS=知恵だと思うんです。

この知恵があれば、英語だけではなくて、算数だって、国語だって、それこそ勉強以外の運動や趣味にだって活かせるはずです。

そして、当然それを受け入れるハード(脳、体)のスペックも大事。

 

幼児教育は何すればいいの?(シカゴ大学の研究より)

わかったから、じゃあそのハードとOSのスペックってどうやってあげんねん?ということが大事だと思います。それはやはり幼児教育が大事なんじゃないでしょうか。

林先生も「英語教育」は否定しましたが、「幼児教育」の重要性については認めています。曰く、0歳〜10歳のときにお金と時間をかけて教育せよ!とのこと。

番組ではシカゴ大学の幼児教育の研究をもとに話をしたとのこと。

これってどんな研究なのか。それを見れば必要な幼児教育が見えてくるかもしれないと思って調べました。

シカゴ大学の研究ですが、シカゴ大学の経済学者でノーベル賞受賞者のJames Heckman(ジェームズ・ヘックマン)氏の研究のことを指していると思われます。偉い人なので、色々と書いているみたいなんですが、今回の研究に関係するのは、

おそらくこのあたりだと思います。

The Rate of Return to the High/Scope Perry Preschool Program

Investing in Our Young People

ぎゃー 英語がー Σ(×□×ノ)ノ0

という感じなので、すごくざっくりいうと、

  • 1960年代にペリープレスクールプログラムという社会実験をアメリカでやりました。
  • 貧しくて十分な教育が受けられない子供たちに、家庭訪問して教育するグループと、何もしないグループを作りました。
  • その後その子たちが大人になったときに追跡調査をすると、教育を受けたグループの子たちは社会的に成功している割合が高かったのです!
  • だから、幼児期に教育投資をすることはとっても意味のあることなんです。それはどれくらい効率的かというと。。。うんぬん。

ということを書いているようです。

ヘックマン教授の著書は日本語でもあります。

幼児教育に社会投資することは非常に意味があるよ!という話です。それはとても大事なので、是非国にはそういう方向でやってもらいたいんですが、

じゃあ個々人の親は何ができるの?英語教育じゃダメなの?幼児期から勉強させたらIQ高くて賢い子供になるんじゃないの?と

ということが気になると思います。

幼児教育で大事なこと(ペリープレスクールでやったこと)

で、このペリープレスクールプログラムの効果は短期的には「IQの向上」をもたらしたのですが、その効果は長期に渡るものではなかったようです。それよりも大事だったのが、子供達の「非認知能力」が伸びていたことでした。

「非認知能力」というのは、粘り強いとか、がまん強いとか、そういう知識では測れない能力のことです。ヘックマン先生はこの能力の伸びこそが子供達を将来的に成功者へと導く確率を高めていると言っているようです。

で、このペリープレスクールプログラムで実施された教育ってどんなもんなの?ってのが気になったのでこれも調べてみたんですが、

「ハイスコープ教育」というものらしいです。詳しくはこちらに書いてありますが、ざっくりいうと、「子どもの積極性を引き出す教育」、「子ども自らに計画、実践、振り返りをさせる(plan-do-review)」ということに重きを置いている教育方法のようです。

大人は子どもの自主性や計画、実践、振り返りをサポートする役割を担います。何かを教えるのではなく「何をするの?」「どうやったの?」など、子ども自身に考えさせ、答えさせる質問を中心としたサポートをするようです。

子供達はこうした教育を通じて、自主的に学ぶようになり、IQではなく、がまん強さや粘り強さ、何より学習への積極性を身につけるよいうことのようです。

林先生のいう幼児教育の大切さとは

さて、ここまで見てきて、林先生のいう「英語はアプリ」「幼児教育はスペックをあげることが重要」という意味がわかってきました。

子供達に英語という「知識」を身につけさせるのではなく、自ら学ぶ、考えるというスペック(能力)を身につけさせることが重要だといっているのだと思います

幼児教育を通じて、自ら学ぶOSをインストールする、と言えるかもしれません。

そのために幼児期に自主性を高めるような教育をすることこそ大事。といっているのだと思います。

 

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