東京の子育てしやすい街&共働き夫婦が住みやすい街(23区西部)

2017年11月5日育児/子育て育児/子育て

東京の子育てしやすい街、共働き夫婦が生活しやすい街について検討するシリーズ。

今回は23区西部に位置する中野区、杉並区、練馬区を比較します。

他の地域は以下をご覧ください。

都心6区比較

南部4区比較

今回も前回同様に以下の項目について記載していきたいと思います。尚、今回から前半後半に分けずに、一気に書きます。

  • ①家賃相場(45〜50平米とします)
  • ②通勤・アクセスの利便性(区の主要駅からビジネス主要駅(東京、新宿、池袋、渋谷、品川)までのアクセス)
  • ③治安(犯罪件数・犯罪率)
  • ④保育園状況(待機児童など)
  • ⑤教育水準
  • ⑥子育て支援サービス
  • ⑦小児科の充実度
  • ⑧その他、ふわっとした情報

家賃相場

共働き夫婦と小さな子供で都心に住むとして、45〜50平米は欲しいところだと思います。そこで45〜50平米(1LDK/2K/2DK)の家賃相場を調べてみました。

順位 区名 平均家賃
(お手頃順)
練馬区 10.82万円
杉並区 13.14万円
中野区 13.58万円

というわけで、ベストが練馬区、ワーストが中野区です。都心や23区南側に比べると比較的家計にやさしい家賃水準となっています。

通勤・アクセスの利便性

(都心6区の主要駅からビジネス主要駅(東京、新宿、池袋、渋谷、品川)までの時間)

共働きだと特に通勤時間がとても重要です。各区の主要駅(主観ですが、有名だとか人が住める、住みたいと思えるような駅)からビジネス主要駅(東京、新宿、池袋、渋谷、品川)までの電車アクセス時間を調べました。(複数路経路ある場合は最短時間のものを記載しています。)

個人的には純粋に電車に乗っている時間が15分〜20分程度であれば、ドア to ドアで30分〜40分程度で通勤ができて、快適だと思います。それ以上かかると満員電車なので結構体力を消耗すると思います。(1時間とか普通に頑張っているお父さんもいっぱいいますが。。。)

※数字はかかる時間、単位は分です。20分以下の数値は赤字にしています。

         To

From

東京へ 新宿へ 池袋へ 渋谷へ 品川へ
中野区 東中野 21 4 15 13 27
中野 19 5 17 16 29
中野坂上 23 4 17 16 32
中野新橋 27 7 21 21 35
新井薬師前 37 18 17 25 38
野方 39 21 21 28 42
新江古田 38 16 18 30 43
中野富士見町 9 9 23 23 37
杉並区 荻窪 13 13 24 24 37
高円寺 22 9 20 19 33
阿佐ヶ谷 24 11 22 21 35
下井草 43 25 24 32 45
高井戸 44 23 39 22 42
東高円寺 29 9 23 22 35
方南町 33 13 27 23 40
南阿佐ヶ谷 33 13 24 26 39
新高円寺 31 11 25 24 38
永福町 37 16 32 15 37
練馬区 練馬 36 19 11 27 44
平和台 35 21 10 25 44
豊島園 39 21 20 34 48
上石神井 44 26 25 33 46 
新桜台 34 20 8 24 42
光が丘 48 25 24 38 51 
桜台 34 24 9 30 44 
富士見台 39 27 15 34 48 
練馬春日町 46 23 22 36 49 

中野区は新宿に抜群にアクセスがよく、池袋、渋谷にもかなり行きやすい、杉並区は新宿に、練馬区は池袋にアクセスが良いというのが全体的な傾向でした。

引用元 NAVITIME乗り換えアプリ ※平日8:00出発で検索

治安(犯罪件数・犯罪率)

区全体の犯罪件数

治安は警視庁が発表している犯罪発生状況が参考になります。各区の犯罪件数は以下です。

順位 区名 犯罪件数
  中野区 2942
  杉並区 4079
  練馬区 5348

こちらより引用 2016年の件数)

犯罪件数では中野区がベスト、練馬区がワーストです。

人口1000人あたりの犯罪率

人口(昼夜人口調整済)に対する犯罪発生件数の比率「犯罪発生率」では以下になります。(数値は2015年のものをベースに計算されています)

順位

区名

犯罪発生率
1000人あたり)

 

杉並区

7.6

 

練馬区

8.0

 

中野区

8.9

(前回同様、こちらを参考にさせていただいています)

犯罪率で見ると、杉並区がベスト、中野区がワーストとなります。

保育園状況(待機児童など)

2017年4月時点の待機児童数(対前年増減)は以下の通りとなります。

順位

区名

待機児童数
()内は前年
からの増減

 

杉並区

29(107)

 

練馬区

48(118)

 

中野区

375(+118)

というわけで、待機児童数は品川が杉並区、中野区がワーストです。 

杉並区の29人、練馬区の48人は23区の中でもかなり少ない方ですね。しかも前年度から100名超も待機児童を減らしていますので、改善傾向が顕著です。

 

子育て支援サービス 

各区で受けられる主な子育て支援サービスです。(前回同様こちらのサイトを参考にしています)

内容は2016年3月時点のものです。

 区名 妊婦健診公費負担  子供医療費助成  認可外保育施設の補助  私立幼稚園への補助  その他注目の支援 
練馬区  14回  中3まで  最大2万円  ・入園児保護者補助金:最大4万円  

・保護者負担軽減費補助金:最大1万1,200円/月※詳細 

・ショートステイ・トワイライトステイあり 

・子育てスタート応援券:家事応援券(育児支援ヘルパー事業)と育児応援券(ファミリーサポート事業)を無料で提供(1歳未満の子どもがいる家庭に限る) 

・ねりまキッズ安心タクシー:育児講習・検定を開講し育児知識に長けたタクシードライバーを育成  

・第3子誕生祝金第3子以降の出生した児童1人につき20万円 

・認定こども園数/5 

中野区  14回  中3まで  最大6万2,000円/月  ・入園料補助金:4万5,000円  

・保護者補助金:最大1万2,000円まで/月 

・ショートステイ・トワイライトステイあり 

・まちなかサロン:区民の自宅や地域センター等を開放して子育て中のママたちが交流する場を提供。乳幼児向けは7ヵ所、参加費は100~300円程度 

・認定こども園数/2 

杉並区  14回  中3まで  最大6万7,000円/月  ・入園料助成金: 最大6万円  

・保護者補助金・就園奨励費補助金:最大46万2,800円 

・ショートステイあり 

・子育て応募券:就学前の児童がいる世帯へ子育て支援サービスに利用できる応募券を配布  

・認定こども園数/0 

 

教育水準

今回も東京都が実施している「児童・生徒の学力向上を図るための調査」から抜粋して、小学校国語、算数の成績を比較してみます。また比較用に都全体の平均値の表、23区外の某市(名前は伏せます)の表を入れてみます。 

見方は表の中にある「習得目標値」を示す線と、「到達目標値」を示す線に対して、どれだけの割合の児童がいるのか(棒グラフ)という表になっています。つまり右側に児童数の割合を示す棒グラフがあればあるほど、習熟度が高いということになります。 

グラフが見比べにくい形式のためあくまでも目で見たレベルですが、順位もつけています。  

    小学校国語  小学校算数 
ー  東京都全体   
   杉並区   
  中野区 

   練馬区 
ー  23区外の某市   

目検ですが、杉並区が僅差で1位、中野区が2位、練馬区が3位とさせていただきました。3区とも大きくは変わらないように見えますが、やはり23区外と比較すると高い習熟度を示しています。

小児科の充実度

小児科の数を0〜4歳児人口の比率でランキングしたものを「小児科の充実度」とします(元ネタはこちらのサイト)。数値は2016年のものです。

※元ネタでは「不足順」でしたが、こちらは「充実している順番」にしています。

順位 1病院
当たりの
小児数
0歳~4歳児
の人口
病院数
  中野区 149.97 10,648 71
  杉並区 172.78 20,043 116
  練馬区 199.4 29,511 148

ベストは中野区で約150名の小児につき小児科1院があります。ワーストは練馬区で約200名の小児につき小児科1院となります。

その他の情報 

中野区 

  • 中野ブロードウェイはサブカルの聖地。 
  •  公園や緑は少なめで、人口密集度が高め。
  • 人口に締める若い人(20〜34歳)の割合が多く若者の街としての側面がある。

杉並区 

  • 住みやすい街が多く、家賃も控えめなのでファミリー層が住むには良い地域と思われる。 
  • 荻窪や阿佐ヶ谷は落ち着きと便利さがバランスの取れた住みやすい街と聞く。
  • 阿佐ヶ谷のパールセンター商店街はかなりの規模。アーケード街なので雨でも安心。
  • 比較的緑が多い地域。

練馬区 

  • 約70年前に板橋区から独立した一番新しい区
  • 公園の数や緑地がとても多い。実は結構農家も多い。(田舎とも言える??)
  • よく言えば閑静な住宅街が多く、悪く言えば何もない住宅地が広がる。 

 

ランキングまとめ(各項目の順位)

ベストを1として、各項目の順位を並べると以下になります。

比較項目 中野区 杉並区 練馬区
①家賃相場 3 2  1
②通勤・
アクセス
の利便性
新宿、池袋、渋谷にアクセス良し 新宿にアクセス良し 池袋にアクセス良し
③治安

 

犯罪件数 1  2  3
犯罪率 3  1  2
④保育園状況(待機児童)  3  1  2
⑤教育水準  2  1  3
⑥子育て支援サービス  –
⑦小児科の充実度   1  2  3
⑧その他情報  –

いかがでしたでしょうか?

子育てしやすい街、共働きしやすい街を考える際の参考になれば幸いです!