運用コストの●%の差が非常に大きな差になるのは、「複利」の効果が影響を与えるからです。
かのアインシュタインも「人類の1番大きな発明は複利」であると言ったとか言ってないとか。
複利というのは、毎年1%増えるという場合、元が100だったら、毎年1ずつ増えるのではなく、去年増えた1にも1%がかかるということ。
つまり雪だるま式に増えるわけです。
一見、1%なんて大したことのないように思いますが、1%が複利で回りだすとそれだけで結構な影響を与えます。
複利効果のシュミレーション
例えば、100万円を1%複利で運用できれば、30年後には130万円以上になります。
さらに2%で運用した場合は、180万円以上になります。
1%の運用コストの差は50万以上の差を生むことになります。


参考サイト:複利計算
当然、3%、4%、5%…となるにしたがって、その効果は絶大になります。
株式全体の長期トレンド
今時毎年安定して5%で運用できる商品はないのですが、過去から長期で見た時に株の全体トレンドは年利6〜7%程度伸びてきたと言われます。(あくまで平均に均した場合で、各年は上がり下がりがもっと激しい)
これは、先進国が人口ボーナスにわく時代で、世界各地が経済発展をしていた時代を含めた数字なので必ずしも現状とは一致しないと考えますが、例えばJPモルガンの予想では2017年から今後10年間の期待リターンで相変わらず株は年率5%程度をキープしています。

(参考:期待リターン予想)
さすがにこの予想はえらく楽観的だなぁと感じます。
ただ、過去の実績は少なくとも長期的に投資した人が財を成しているということは歴史が証明しております。