2月20日にメルカリ子会社のメルペイが「MERPAY CONFERENCE 2019」を開き、
キャッシュレスサービス「メルペイ」の今後の展開について発表しました。
⇨ モバイル決済「メルペイ」のしたたかな戦略がわかる4つのポイント(Business Insider)
このカンファレンスは関係者による完全招待制なのですが、
そこに呼ばれました!
…なんてことは当然ありません。
でも、一株主に過ぎないわたくしですが、各種メディアから内容を拝見してワクワクしております。
目次
Androidスマホへの対応、バーコード型決済への対応を発表
カンファレンスの発表によると、
Androidスマホでも2月末~3月上旬にメルペイが使えるようにリリース予定とのこと。
さらに「iD」のように非接触型タッチタイプでの利用だけではなく、
バーコード(QRコード)決済にも対応予定とのこと。
メルカリのヘビーユーザーとしてメルペイのリリースは楽しみしておりました。
メルカリの大ファンのわたしですが、
メルカリ株を高値掴みした株主でもあります。
↓

そのため、メルペイによってメルカリ社の業績向上ひいては株価向上につながればよいなぁと切実に願っている
ポジションでございます。
なので以降はポジショントークなのですが、
メルペイにはとっても期待しております。
メルペイが便利だと思うポイント
非接触タッチ型(iD)とバーコード型どちらにも対応している
便利だろうなと感じるのは、非接触タッチ型(いわゆるSuicaのようなもの)とバーコード型(QRコードを表示して読み込ませるもの)の両方に対応予定ということです。
日本で本格的にキャッシュレス決済が広がらない理由の一つは、Suicaのように「ピッ」とやるタッチ型決裁型はとても便利なのですが、店舗が対応した端末をもっていないと使えないことがネックです。
一方で、既にSuicaなど非接触タッチ型の便利さを知っている層からすれば、今更バーコード型のようにいちいちアプリを立ち上げてQRコードを表示しなければならないというのは結構煩わしいと思います。
そのため、既にSuicaなどを利用している人は今更バーコード型を使いません。
タッチ型とバーコード型のどちらも使えるというのはすごくシンプルな解決方法だと思います。
メルカリアプリと一体になっている
次に便利だろうなと感じるのは、メルカリとメルペイは同じアプリであるということです。
いってしまえば、「メルカリ」アプリの中に、フリマ機能と決済機能の2つの主要機能があるということです。
フリマはフリマアプリ、決済は決済アプリとなると、別々に立ち上げて、使い分けなければなりません。
1つのアプリ内で完結するのであれば、この立ち上げや使い分けの手間が省けます。
やはり小さなことのようでこの手間の削除は大きいと思います。
また、運営側からしても、モジュールが分かれているもののアプリが同じというのは体制面や運用面で効率的だろうと思います
(もちろんそのためには内部で機能間の詳細な調整やら、すり合わせが発生するので大変さもあるわけですが)
メルカリの売上がそのまま使える
メルカリアプリ内に統合されている強みの一つかもしれませんが、メルカリで不用品を売った売上金がそのままメルペイで使える点が何よりの差別化要因だと思います。
毎回アプリに現金をチャージしなくても、メルカリで売ってしまうことで自然と利用できる金額が増えるのはシームレスで快適なのではないかと感じます。
メルペイで消費や資産の考え方が変わる(といいな)
完全にメルカリ応援のポジショントークなのですが、メルカリ・メルペイの普及していけば「消費」や「資産」の捉え方にも影響が出てくるかもしれません。
これまでのメルカリは不用品を売ってフリマ上の中古品を買うことがメインでした。もちろん銀行口座に入金することもできるのですが、この小さなひと手間だけでも心理的なハードルがありました。
しかしメルペイの導入によって、不用品を売って、そのままメルペイで市場に出回っている新商品も買うことができるようになります。このシームレスさは小さな用で大きな一歩だと感じます。
まさに自分の持ち物が全て資産化されるといってもよいのではないでしょうか。
今までは不動産など一部の大きな買い物しか資産価値というのは考えられませんでしたが、メルカリ・メルペイによって、小さな持ち物にも市場価値がしっかり目に見える形でつくようになります。
メルカリ上で「資産価値は時価総額で計算される」ことになれば、ある程度の耐久品であれば、何かを買って現金やメルカリポイントが減っても、自分のもつ資産総額は減らない(たまに増える?)なんてことにもなるかもしれません。
メルカリ・メルペイを介して売り買いしたものは全て資産データとして積み上げられ、自分が現金や有価証券、不動産だけではなく、耐久品なども含めてどれくらいのものを持っているのか知ることができます。
もしかしたら「東京に住んでいる女性は平均的に服を50万円分持っている」とか「共働き夫婦は平均して家電を100万円分持っている」とか、個人の特性に応じた傾向も見れるかもしれません。
そうすると新たなマーケティングや特定層に向けたサービス・商品開発にも生かせそうですね。
メルペイの心配な点
一点心配なのは、コンビニなどで「メルペイでお願いします」といったときに、
「iDですか?バーコードですか?」
「あ、バーコードでお願いします」
といった確認のワンステップが発生しないか?ということです。
たった一言、1プロセスだけですが、小規模決裁に何よりも大事なのは快適さだと思います。
まだandroid版がリリースされていないので分からないのですが、このあたりが迷いなく使えるような仕組みになっているかは意外と重要だと思います。
android版がリリースされたら早く使いたいと思います!
頑張れメルカリ・メルペイ!!