認可保育園に受かったら天国なわけではないという話

育児/教育

先月東京は認可保育園の抽選結果が発表ラッシュで相変わらず「保育園落ちた日本死ね」と言うつぶやきが飛び交っていました。

それを見た一部リテラシの高い方は「大変なのはわかるけど、お前は選挙行ってるのか?」など発信してまして、確かに選挙後回しになってる子育て世帯は多いかもしれませんね(うちは行ってますよ!)

それで、そう言う保育園落ちたと言う声がある中で大変恐縮なのですがこの度なんとか認可保育園に受かりました。

認可保育園に受かった理由

おそらくですが、昨年認可に落ちていわゆる「認可外」(東京だと認証と言うのがありますが)に通っており、これによって加算ポイントがあったものと思います。

また、昨今の事情は行政も把握しており、とにかく空き地があったら保育園、空き地がなくても無理やり保育園、と言う感じでタケノコのように中小規模ですが保育園の設立を急いでくれている結果かと思います。

その意味では頑張ってくれた政治家とお役所のみなさまならびに関係事業者の方々や住民の皆様に感謝です。

認可保育園に受かった後も大変

が、「よし認可受かったからもう安心だ!!一息つけるぜ」

では全然ないんです。

もちろん贅沢な話というのはわかった上で書くんですけど、
受かったら受かったで転園で悩んだり、バタバタします。

発表されてから準備がバタバタ

大体の認可保育園が2月上旬〜中旬に発表で入園は4月1日です。
ということはその準備は2月の下旬から3月にかけてしかできないわけです。

その間に、新しい園の様子を見に行って、面談して、説明会参加して、新しい持ち物用意して、申請書類書いて。。。なんてことは当然あります。

もちろん今通っている認可外の園にも退園届けを出したりと多少ですが手続きあります(毎年のことなので先方は慣れたものですが)。

転園の悲しみとストレス

手続きもさることながら、精神的なショックもあります。

子供にとっては、今の園の先生やお友達に慣れて楽しく過ごしてた矢先に大人の都合で転園になってしまうという悲劇。親にとっても、せっかく子供が楽しそうに通っているし、お世話になった先生や、仲良くなった子供達や親御さんと離れるのはつらい。。。

だったらそのままの園にいさせてやれと思うかもしれませんが、大体の認可外の保育園というのは園庭とかがない小規模なものが多いので、3歳くらいまでしか預かれないところが多いです。

そのため、4歳になる前にいずれにしても転園かもしくは幼稚園への進学をしなければなりません。

幼稚園になったら、保育園と違って長い時間預かってくれないので、仕事が続けられない可能性もあります。(延長で預かってくれるところもあるみたいですが保育園ほど多くないです)

だから駄目元でもなんでも、申し込めるタイミングがあれば5歳まで預かってくれる保育園を受けざるをえないわけです。

慣らし保育の時期をどう乗り切るか

それでまあ受かってたぞ!ってなったら、上記の怒涛の準備が始まり、親もてんてこ舞い。

さらに4月に新しい園に入ったら終わりではありません。

むしろ入ってから最後の山場「慣らし保育」が始まります。

新しい環境に入るので、最初の1〜2週間くらいは短い時間だけ預けます。

つまり会社を早退するなどお迎えに行かなければなりません。

1日、2日ならまだしも、2週間も早退するわけにもいかず結局応援を要請する必要があります。

どちらかの両親を召喚して、面倒を見てもらいます。当然全部をお世話になるわけにはいかないので早退や休む日の調整もしなければなりません。

年度末と年度初めのこの時期に上記をこなすのって、普通に結構つらいですよね。

それでも受かったことには感謝

受かった瞬間、「嬉しい」という感情は一瞬ありましたが、その次から「今の園を離れる悲しみ」やら「転園や慣らし保育への準備」に追われまくり、手放しで喜べないのでした。

でも、行政や関係者の皆様には感謝です。

ありがとう。日本

ありがとう。東京