日本マイクロソフトが有給育児休暇6週間の新制度を設けた

仕事/キャリア

PR




IT業界の雄、マイクロソフトの日本法人が、6週間の育児休暇を「有給」で取れる制度を新設したようです。

マイクロソフトの育休新制度

日本マイクロソフト(MS)は有給の育児休暇を6週間取れる新制度を導入した。これまでは多くの企業と同様に育休中は無給だった。収入減を恐れて取得をためらっていた男性社員の活用を有給化により促す。養子縁組した社員も使えるようにして、実子、養子を問わず子供との暮らしを充実させることができるよう支援する。休暇を取得しやすい環境をつくり働き方改革を推進する。

日本経済新聞 2017年9月4日より引用

さすが世界のマイクロソフト。一般的な日本企業とは一線を画する制度です。

私の知る限り大手の会社でも有給で育児休暇を設けている会社はいくつかありますが、せいぜい1週間とか2週間程度です。

正直それくらいの休みでは育休をとったという実感が湧かないでしょう。

それに比べれば、6週間といえば1ヶ月半ほど休めることになります。これは大きな進歩です。

育休は6週間でも短い?

しかし、6週間で育休は本当に十分でしょうか?

最低でも仕事のことを忘れるのに1ヶ月はかかると思います。そこからやっと完全に育児モードに気持ちが切り替わっても、2週間くらいしかありません。

可能であれば3ヶ月くらいは育休を取ればやっと「育児をした」という感覚が湧くくらいではないでしょうか。

その意味では、6週間でも少し短いかもしれません。

しかしこういった制度をつくる意味は、何よりも「育休を取りやすくする空気感の醸成」にあると思います。

 

育休を推進するのに大切なのは空気感

有給休暇という金銭的なサポートはもちろん大変ありがたいのですが、何より大切なのは6週間有給の制度があるという会社の姿勢がだと思います。

男性が育児休暇を取らない理由は金銭的な理由よりも空気感です。

金銭は上限があるものの、育児休業給付金が国から出るためある程度カバーできます。1ヶ月程度休むには問題ありません。それでも男性の育休取得割合が3.2%にとどまっているのは圧倒的に会社の空気感です。。

6週間有給を与えるという制度があることは、「会社として男性も育児休暇をとるべし」というメッセージを社員に送ることになります。

そのメッセージを感じた社員たちは、6週間の育休制度を利用するでしょうし、中にはプラスα自分の有給を足して、2ヶ月や3ヶ月休む人も出てくるかもしれません。

従業員の行動を変えていくにはルールや制度を作ることはもちろん大事ですが、何よりもそこで働く人たちの意識、空気感が一番影響を及ぼすと思います。

育休制度充実で優秀な人材を引きつけた企業は発展する

マイクロソフトといえば、IT Big5(amazon,apple,facebook,google,microsoft)の一つです。

Big5はもちろん、IT業界は特に優秀な人材の争奪が激しい業界です。優秀なエンジニアはどこでも引く手数多でよりよい環境を求めて渡り鳥のように会社をうつっていきます。

育休制度をはじめとして、こういった人生を充実させる制度を積極的につくり、自由闊達な風土を醸成する企業には優秀な人材があつまり、それが会社の発展にもつながると思います。

是非マイクロソフトにだけではなく、多くの企業がこのような動きを加速させて欲しいと思います。それはきっと会社にとっても掛かるコスト以上にプラスに働くと思います。