テレビ番組でお笑い芸人のハライチ岩井さんが、「自分の子供を育てるという当たり前のことをしているだけなのに、(それをアピールする)イクメンという言葉は気持ち悪い」というコメントをしたことについて、ネット上では賛同の意見があがっているようです。
「イクメンというのは当たり前のことをしているだけのこと」という考えにはわたしも同意です。
以前こちらの記事で以下のように書いたように、本人はもちろん周囲の人もイクメンという言葉で家事育児をしている男性を特別視するのではなくて、当たり前こととして語れる社会になっていくのが大切だと思います。
世間は「イクメン」というのを理想化して、特別な人だと扱っているように思ってしまいます。大事なことは「イクメン」という言葉に特別感を与えるのではなく、普通の人が普通に育児・家事をしている、という感覚にしていくことだと思います。
中略
育児家事をしている男性を「あいつはイクメンだからな」という見方は本来おかしてくて、共働き夫婦なのであれば当然両方が育児・家事は分担すべき事項であるし、会社での働き方もそのような家庭が基本であることを前提に設計されていくのが正しいと思っています。
男性の育児家事が、限られた特別な人だけが行う行為になってしまっては、根本的な働き方の見直しには至りません。
繰り返しですが、「普通の人が普通に育児家事をしている」という感覚を世間がもつことが大事なのだと思います。
ハライチさんのコメントに対して、「育てて当たり前なのに何がイクメンなんだ」、「当たり前のことをしているだけだ」という賛同の声が寄せられているみたいなので、まさに「普通のこと」として捉える社会になってきているのかなと感じます。
ただ、イクメンという言葉がまだまだもてはやされている現状については、世の中の価値観が変わっていく時には、このようなバズワードが一旦流行るのは必要なことのように思います。
ちょっと前の朝の連ドラでタイピストになった主人公を指して「職業婦人」なんて言葉が出ていましたけど、これも大正とか昭和初期にまだ女性が職業を持つことが一般的でない時代で、「女性が仕事をもつということが特別」という考えが社会にあるから生まれた言葉ですよね。
そしてその価値観から飛び出す人たちが複数現れだした時代だからこそ生まれた言葉でもあるわけですよね。
イクメンという言葉も、男女共働きが当たり前になった現代でも、女性が子育てをして当たり前だけど、男性はしなくても普通でやってくれたら特別なこと、という価値観が社会には残っていること、そして、その枠を飛び出して行く人がたくさん現れたからこそ、「イクメン」という言葉が生まれて使われているわけですよね。
それで、「イクメン」という言葉が気持ち悪いという人が増えてきているのであれば、それはイクメンいう状態がもはや特別なことではなくなってきているという証でもあるわけですよね。
だから、イクメンという言葉を気持ち悪いと思う人がドンドン増えていくべきだと思います。そしていずれはイクメンなんて言葉はなくなってしかるべきでしょうね。
今はその過渡期なので、言葉は存在しているけど、それに違和感を感じる人も増えてきているということだと思います。これっていい傾向ですよね。
ちなみに職業婦人って、最近の言葉だとOL(Office Lady)にあたるのかもしれませんが、OLという響きもなんだか古く感じるようになりましたね。
やっぱりそれも時代が変わった証拠なんでしょうね (`・ω・´)

