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若者に足りないのはジャイアニズムではないか

仕事/キャリア, 時事問題/その他

最近、20代を中心とした若い世代に足りないのは「ジャイアニズム」ではないかと感じることがあります。

ネットファッションのZOZOタウンを運営するスタートトゥディのコミニケーション室長:田端氏が「過労死は自己責任」という論を展開して炎上中。

その後、各方面からの指摘を受けて若干トーンダウンして「本人にも責任がある」、「組合にも責任がある」というふうに少しずつ訂正していってるんですが、特段論を曲げる気は無さそうです。

この田端氏の主張の是非はここでの議論ではないのですが、こういった「おれはこう思うぜ」と発信して、なんか突っ込まれても「だってこうだろ?」「こういう意味だよ」「おれはこういう意味でいったんだぜ」といって、自分の論を曲げないというメンタルがすごいなと思うわけです。

もしくはあたかも最初からそういうことは言ってなかったという体で「そういう意味でいったんじゃないんだよね」と主張する日大アメフト部の監督や「おれ関係ないもん」開き直る理事長なんかもメンタルがすごいなと。

最近のモリカケでも(わたしはこの問題本当にどうでもいいと思っていますが)、安倍さんや麻生さんのメンタルの強さを感じますよね。もはや何を言われても「おれが正しいんだ」という姿勢を崩さない。

最近の若いひと(自分も含めて)はこんな態度なかなか取れないと思うんですよね。

「お前のものはおれのもの」、「おれのものはおれのものだ」というジャイアニズムよろしく、

何か間違いやミスがあったときに「おれのミスはお前のミス」、「お前のミスはお前のミスだ!!」という感じで、自分が悪くても人のせいにして知らんぷりするのに、ひとが悪かったときは全力でその人を責めるという感じの50代、60代、70代の人たちを良く見かける気がします。

こういうことがなかなかできない世代からすると、むしろ頼もしくさえ感じてしまうところがあります。

トランプさんも似たようなところあり、「鉄の輸入は安全保障の観点から問題だから、関税あげるぜ!!」とかガンガン喧嘩売っといて、相手が降参するとコロッと態度変えますよね。

当たり前といえば当たり前の交渉術なんでしょうけど、緩やかに衰退するこの平和ボケした国で育った若者たちにとってはそういったメンタルというのは不思議で仕方ないのではないでしょうか。

ジャイアンやスネ夫はメンタル壊さないでしょう。

意外とのび太も大丈夫なはず。だって自分に甘いから。

危ないのは出木杉くんのような、真面目で優秀なタイプだと思う。

若い人、本当に真面目で優秀です。ずる賢いことを知らない。

だから、ジャイアンみたいな人たちに初めて接することになるとその対処方法がわからなくて、悩んでしまうのではないかな。

のび太だったら逃げ出すところ、スネ夫だったら口先でごまかすところ、

出木杉くんは真面目に真正面から受け止めてしまうのです。

なまじ能力もあるからある程度のところまでは対応できちゃう。

そうして無理がどんどん重なって、逃げられなくなっちゃう。

「過労死は自己責任」なんていうジャイアンがまだまだこの世の中にはたくさんいます。

だから若い人たちも、身を守るためには時にのび太のように逃げ出し、スネ夫のように上手く立ち振る舞い、そしてジャイアンのような「お前が悪い」と理不尽に返せるパワーが必要かもしれません。

でもそれは世の中を良くするのかといえば、違う気がするんですよね。

やっぱりそもそもジャイアンみたいなひとが少ない世の中にすることが、必要なんじゃないかと思う今日この頃なのです。