韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が韓国の過労社会の是正を訴えるという記事がありました。
記事中に出てくるOECDのデータでは韓国は年間労働時間が2069時間で、OECD加盟国平均の1763時間を大きく上回っているようです。
日本の労働時間はどうなのか?
ここで、日本はどうなのか気になったのでリンク先のOECDデータを見てみました。
すると1713時間で、OECD平均値を下回っていました。

これって、どっかで聞いた話だよなーと思って調べてみると、
こちらの方も書いていらっしゃいますが、男女平均しているので日本は低く出ているというのが要因のようです。
もちろんサービス残業の影響もあるでしょうが、それ以上に日本のように男女の働き方の差が大きい国は、男女平均すれば均されて平均くらいになるのですが、働き盛りの年齢の男性だけに絞ると、非常に長時間労働である。ということのようです。
男女別に分けると日本は韓国よりも働いていました
そこでもう少し調べてみました。
2015年のデータですがOECDのデータにはunpaid work(無償労働)とpaid work(有償労働)のtotal work(総労働時間)が1日あたりどれくらいあるか男女別に見ている資料があります。
これでみると、男性のtotal work時間は韓国466.9分、日本は533.3分で、日本の方が1日あたり70分ほど多いことがわかります。
年間では数百時間日本の男性の方が多いことになります。
【日本の1日労働時間】青いダイヤが男性の値

【韓国の1日労働時間】

一番働いていたのはあの国でした
全体を見ても、日本人男性の労働時間を上回っているのは1カ国だけで、全体の中では2番目に長い時間となります。
それで、一番労働時間が長いのはどこかというと、意外な気がしますが、
メキシコです
(ロイターとかもメキシコ男性は働いていると書いてるので、見間違えではなさそう)

上記のロイターの記事ではメキシコについて「低賃金労働者が高齢まで働く」、「無償労働も一番長い」という内容をさらっと書いています。
メキシコ人は長時間労働?
いやー、メキシコ人ってすごい働くんだな!
と思っていたら、東洋経済にはこんな記事がありました。
「毎日会社で誰かの誕生日を祝っている」、「ワールドカップの日は会社でみんなでテレビを見るから仕事が止まって当然」
みたいなことが書いてあります。
これも労働時間の換算に入っているから長時間労働ってなってるんじゃなかろうか。。。